境界性人格障害の心理:自分の役割がわからない

境界性人格障害の心理:自分の役割がわからない

境界性人格障害の人は、自分の役割がわかりません。

 

同一性が確立されていないので、社会における自分の位置がつかめません。
社会に貢献できる自分の力もわからないので、困難なことがあるとすぐに挫折してしまいます。

 

一方で、大人と子供との境界が曖昧なため、早くから社会に出たがる傾向があります。
安易に水商売についたり、国際機関で働きたい、研究職につきたいといったスペシャリスト志向もあります。
都会へ、海外へと思う背景には、家や親からの逃避願望が隠れていることがあります。

 

子供っぽい展望を持っています。
夢を持っていて、それが現実の目標になっていますが、その夢に向かってコツコツ努力するということはあまりありません。

 

早く社会に出てもアイデンティティが確立していないため、困難にしっかり対処できません。
すぐに周囲に援助を求め、自分から立ち向かうことを放棄します。

 

しかし、うまくいかないと心の根底にある無力感が表面に出てきてすぐに挫折してしまいます。
社会から見捨てられたと感じ、その結果、ひきこもる人もいます。
中には、万引きや器物損壊など、反社会行動に出る人もいます。

 

挫折や無力感を感じる時の本人の気持ちには次のようなものがあります。

 

  • 誰も自分のことを心配してくれない
  • 自分は役に立たない人間だ
  • 自分の存在している意味がわからない
  • 自分の能力が社会的に評価されていない
  • 思っていた職場と違う
  • やりたいことが見つからない
  • 信頼していた職場の上司や同僚に裏切られ、もう会社にはいけない


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