境界性人格障害の症状:自分の感情を押し付ける

境界性人格障害の症状:自分の感情を押し付ける

境界性人格障害の人は、自分の感情を押し付けることが多いです。

 

境界性人格障害の人は、処理しきれいない葛藤や衝動、根強い不安を解消するために周囲の人を巻き込んでいこうとします。

 

また、どんな方法を使ってでも周囲の人を引き付けておきたい、自分の思う通りにことを運びたいという気持ちを強く持っています。

 

周囲の人を情緒的にし支配し、直接あるいは間接的に自分の思惑通りにことが運ぶと、それで満足し気持ちは収まります。

 

境界性人格障害の周囲にいる人は、「自分はいいように操られている」「問題があるのは自分の方ではないだろうか」と不満や不安を感じることがあります。

 

一見、境界性人格障害の人が操作しているようですが、悪意はありません。

 

見捨てられたくないという不安や、自分だけではどうにも処理できない感情を、周囲の人を巻き込むことで、なんとか対応しようとしているだけなのです。

 

境界性人格障害の人は自分の感情を押し付けやすい人をそばに置く傾向があります。
恋人、友人、家族などです。

 

それらの人は振り回され疲れて去っていくこともありますが、自分がいないと境界性人格障害の人はダメになると考え、献身的に支えようとするケースもあります。
こういったケースでは共依存に陥っていると言えます。

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