境界性人格障害の複雑性:枠組みから外れると不安になる

境界性人格障害の複雑性:枠組みから外れると不安になる

境界性人格障害の人は、枠組みから外れた状況になると不安になります。

 

境界性人格障害の認知の特性として、しっかりと構造化された状況においては、何の問題もなく対処できるのに、構造が曖昧な状況では、混乱や戸惑いを引き起こしやすいということがあります。

 

規則や目的がかっちりしていて、それに沿って生活しているときは、さして問題はありません。
しかし、細かい規則や決められた日課もなく、要求するままに応じてもらえるような受容的な状況に置かれると、かえって情緒が不安定になってしまいます。

 

境界性人格障害の人には、要求がどんどんエスカレートし、対応の些細なところが気になりだしてて、不満や苛立ちが募り、行動や感情にブレーキがかからなくなる特性があるからです。

 

例えば、質問されたことだけに答えるというやりとりをしているうちは問題なくこなせますが、思いつくことままを気ままに喋り出すとだんだん話にとりとめがなくなり、非現実的で極端な方向へ脱線しやすくなります。
そして、話しているうちに、動揺をきたすようになります。

 

この特性は、境界性人格障害の人との関わり方を考える上で非常に重要です。
良好な関係を築くためには、可能な限り明確な枠組みを設定し、曖昧な対応をしないようにすることが必要です。



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