境界性人格障害の症状:自分がない

境界性人格障害の症状:自分がない

境界性人格障害の人は、「確かな自分」が無く感情が安定しないことが多いです。

 

人は、これまで重ねてきた体験や自分が抱えている多面性を統合した全体像を描けるようになって、自分はこういう人間だと認識することができます。

 

しかし、境界性人格障害の人は、こうした自分の全体像が描けずにいます。
心の中に確かな自分という拠り所がないため、自分に対するイメージが相手次第で良くなったり悪くなったり、大きく変化してしまいます。

 

自分が何者かわからず不安なため、運転免許証や障碍者手帳などの身分証を持つことで、安心感を得ようとすることもあります。

 

境界性人格障害の人は「良い自分」「悪い自分」がはっきり分かれていて、どちらかが前面に出ると他方は意識されにくくなってしまいます。

 

  • 良い自分像
  • 自分は良い人間で誰からも愛されている、何でもできるし何をやってもうまくいく、などと考え、自分はとても魅力的で素晴らしい存在だと感じます。

     

  • 悪い自分像
  • どうせ自分は人に見捨てられてしまうような悪い人間で何もかもがうまくいかない、などと考え、容姿なども含め自分の全てを醜く感じます。

 

したがって、境界性人格障害の人は、安定した感情を抱くことができず目標や価値観がコロコロ変わり、場当たり的な生き方をしてしまいます。

 

一方、健康な人は良い自分も悪い自分も同時に意識することができます。



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