境界性人格障害の複雑性:両極端な考え方

境界性人格障害の複雑性:両極端な考え方

境界性人格障害は両極端な考え方をします。
黒か白か、0か100か、敵か味方か、成功か失敗かなど、中間がなく両極的な見方をします。

 

例えば、一つうまくいかないことがあると、全てにおいてダメだと感じてしまいます。
失敗したらもう何も見たくないと目を背けてしまいます。
喧嘩しても仲直りすればよいという発想が出ません。

 

このような考え方を二分法的認知と言います。
本人は二分法的な見方にとわれているとき、それは正しい判断だと信じて疑いません。

 

しかし、現実的に考えればそれが間違っていることは言うまでもありません。
現実世界では、完全な善人も完全な悪人もいません。
さまざまな面を持ち、状況によって揺れ動くものです。

 

つまり、境界性人格障害の人は、現実を美化するか失望するかで、現実をありのままに見てはいません。

 

対人関係では、最初のうちは過剰に理想化し、相手に少しでも欠点が見えると途端に貶し始め、その結果適切な人間関係が築きにくくなります。

 

また、二分法的認知は、幸福より不幸を感じやすく特徴があります。
たとえ素晴らしい人でも、少しでも不満を感じた時点で、裏切られた気持ちになってしまうからです。
周囲もそういった変わり身に対して、疲れて離れていってしまうことも少なくありません。



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