境界性人格障害の複雑性:思い通りにならないと被害妄想に陥る

境界性人格障害の複雑性:思い通りにならないと被害妄想に陥る

境界性人格障害の人は、思い通りにならないと自分が攻撃されているのではないかと被害妄想に陥る傾向があります。

 

被害妄想がひどい人は、天気予報までもが自分を裏切っていると感じたりします。
天気予報という外界の出来事と、自分の内面な心理状態が混同されている状態です。

 

雨が降って、洗濯しようと思っていた予定が狂わされ、計画通りにいかない苛立ちが、天気予報が外れたという外界の出来事に投影され、天気予報さえもが自分に嫌がらせをしていると感じてしまいます。

 

これは、一種の妄想や分裂の状態に陥っています。
しかし、妄想性障害のような固定化した妄想とは異なり、一過性に解除されるのが通常です。
そう考えたことが後で現実的ではなかったと理解することができます。

 

人間は自分の非を認めるのには苦痛を伴います。
それを強がりによって跳ねのけようとする躁的防衛をする人がいます。

 

境界性人格障害の人は、うつになるのを防ごうとして、しばしば躁的防衛を示し、心にも無い強気な態度や居丈高な態度をとってしまいます。

 

その一方で、躁的防衛が破れると、急に弱気になり、外的な事象も内的な事象も混同し、全てがダメだと深く落ち込んでしまいやすいです。
周囲の人は、これに振り回されないことが大切です。



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