境界性人格障害の複雑性:新奇性探求は強いが飽きやすい

境界性人格障害の複雑性:新奇性探求は強いが飽きやすい

境界性人格障害の人は、新奇性探求は強いが飽きやすい傾向があります。

 

新しいものに対しては好奇心が強く、新たな刺激や変化を積極的に求めます。
その反面、気が散りやすく飽きっぽい面も持ち合わせています。

 

感覚的に優れ、創造性や自己表現に優れている人も少なくありません。
ですので、作家、詩人、俳優、女優、ミュージシャンなどの芸術家に境界性人格障害の人は多いです。
また、新奇性探究の強さは、薬物乱用とも関係が深いといわれています。

 

新奇性探求は、生まれつきもった素質的要素が強いと考えられています。
性格というよりも気質に近い特性を持ちます。

 

境界性人格障害の人、全てに当てはまるわけではありませんが、概ね当てはまる傾向です。
このタイプには、子供時代に注意欠陥/多動性障害(ADHD)の傾向を示した人も多いです。
また、虐待を受けた子供はADHDの傾向を示しやすいと言われています。

 

このタイプの芸術家には、女優のマリリン・モンロー、ジェーン・フォンダ、写真家のロバート・キャパ、作家のアルベール・カミュ、フランソワーズ・サガン、詩人のボードレース、ランボーなどがいます。

 

自身が境界性人格障害の場合は、悲観せず自分の特性を活かし、芸術面での活躍を目指すのも良いでしょう。

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