境界性人格障害のタイプ:演技性が強い
境界性人格障害と演技性人格障害を併発しているケースがしばしばあります。
演技性人格障害では、内面に抱える虚しさや寂しさを、注目を得ることで満たそうとします。
そのため、周囲が驚くような外見やパフォーマンスをすることがあります。
過度に異性にアピールすることも少なくありません。
このタイプの人は、人から注目されることが何より一番大切です。
お金やパートナー、社会的地位などはその次になります。
俳優や女優にはこのタイプの人が少なくありません。
どんなに社会的成功を収めていても、空虚感が消えないため、ドラッグや逸脱した行動に走ったりします。
このタイプには、親から愛情をもらえず育った人が多いです。
自分のことを無価値だと感じています。
それがある時何か注目を得ることで人の関心を惹きつけ心を満たします。
女性の場合、自分の体に男性達が夢中になるさまを見て満足感を得ることがあります。
虐待を受けて育ったケースも少なくありません。
虐待を受けると、非常に臆病になる場合と、相手に取り入ってコントロールしようとする場合があります。
自傷行為のように、かつて自分が身に受けた行為を自ら再現し、自分を傷つけることもあります。
また、厳格で固い家庭で育った人が、親の離婚や死別などのストレスを受けて、奔放になることもあります。