境界性人格障害 職場での対応:言い寄られている場合
境界性人格障害の職場での対応として、言い寄られている場合は第三者に相談することが重要です。
境界性人格障害の人は、仕事上のつきあいという枠を超えた深いつながりを求めたがるため、トラブルの火種になってしまうことがあります。
職場の人間関係は仕事によって結ばれているものですが、境界性人格障害の人は職場でも依存対象を求めています。
そのため、職場の人に頼りきる態度をとったり言い寄ったりします。
男性の場合はストーカー行為に発展しかねませんし、女性の場合は誘惑的な行為をして誘いに乗ると後でパワハラ・セクハラの扱いを受けかねません。
そういった傾向が潜んでいることを念頭に置き、仕事上のつきあいにとどめておくことで問題は未然に防げます。
関係をもってしまい、問題がこじれ始めた場合は、できるだけ早く外部に相談しましょう。
困ったら第三者に相談することが大切です。
当事者だけではなかなか解決しません。
次のような人や機関に相談するとよいでしょう。
- 産業医
- 人事、総務
- 一般の病院、カウンセラー
企業などで働く人の健康管理を担当する医師で、職場のメンタルヘルスの体制づくりも役割のひとつです。
場合によっては部署内の問題だけにとどめずに、人事の担当者に状況を報告して相談します。
客観的な立場からアドバイスを受け、境界性人格障害の人の特徴を理解し対策を考えるのも良いです。