境界性人格障害 職場での対応:連携をとる
境界性人格障害の職場での対応として、よく連携をとって人間関係のトラブルを防ぐことが大事です。
境界性人格障害の人に巻き込まれるようにして、職場内で人間関係の対立が生じることがあります。
職場のルールをはっきりさせることがトラブル防止につながります。
パーソナリティに未熟なところがある人でも、職場の環境しだいでは大きな問題を起こすことなく、適応できる場合があります。
逆に言うと、境界性人格障害の人をめぐって問題が起きる職場には、混乱をまねく余地があったということです。
大切なのは職場で守るべき決まりをきちんと取決め、職場全体で一貫した対応をとっていくことです。
決まりのないまま、その場その場で対応していこうとすると、境界性人格障害の人はますます不安定になり、周囲を巻き込むようなトラブルを起こす恐れが生じます。
職場の混乱を防ぐポイントとして、次のことを徹底しましょう。
- 就業規則を守る
- 公私混同しない
- 上司の指示には従う
- 相談してよい日時を決める
職場の決まりを示し、それを守るように徹底します。
安定した枠組みが合った方が境界性人格障害の人は適応しやすいです。
相談は職務に関することのみに限ります。プライベートな相談はしない、のらないという原則を徹底します。
職務内容をきちんと知らせ、命令や指示を守らせることで、不安や動揺を引き起こすような事態を避けます。
何曜日の何時から何時まで、など日時の区切って相談を受け付けます。
また、上司に境界性人格障害の疑いがある場合は、さらに上の立場の人や産業カウンセラーなどに相談してみましょう。
業務自体に影響が出てしまう恐れもあるので、早めの対策が望まれます。