境界性人格障害の心理:子供の頃はいい子だった
境界性人格障害の人は、子供の頃はいい子だったというケースが少なくありません。
次のような特徴が見受けられます。
- ひとり遊びをしてくれていた
- 何でも話してくれた
- しっかり者だった
- 成績優秀だった
大人しくテレビを見たり、ひとりで遊んだりしていて、手のかからない子でした。留守番をさせても平気でした。
→実は、本人は寂しかったかもしれない
学校であったこと、友達のこと、楽しかったことなど、何でも話してくれました。親は子供の心がすっかりわかっていたと思い込んでいます。
→実は、親を喜ばせるためにいいことだけを報告していたかもしれない
親が落ち込んだり困ったりしたとき、悩みや愚痴を聞いてくれて、親思いのしっかり者でした。
→実は、親が不安定で子供に依存していたかもしれない
友達と遊んだり、部活動をするより、勉強をする方が好きでした。成績はずっとトップクラスで、自慢の子供でした。
→実は、親が喜ぶから勉強していたかもしれない
子供には2度の反抗期があります。
第一次反抗期は2〜3歳の頃、第二次反抗期は思春期の頃です。
第一次反抗期では自我が芽生え、親から自立する第一歩となります。
何かというと、「いや」「自分で」と主張します。
第二次反抗期は自我が確立し、親離れの時期です。
親を嫌がったり無視したりします。
反抗期がないのは必ずしも危険とは言えませんが、少し注意する必要があります。