境界性人格障害の心理:誰かにかまってほしい

境界性人格障害の心理:誰かにかまってほしい

境界性人格障害の人の心理として、誰かにかまってほしいという気持ちが強くあります。

 

自分自身が空っぽで頼りなくいつも寂しさを抱えているため、自分を支えてくれる人を常に求めています。
放っておかれるのは絶対嫌、自分だけのことを心配してもらいたい、かまってほしい、と切実に願っています。

 

愛情飢餓に応えてくれる恋人に巡り合ったら、一気に気持ちが高まります。
心も体もしっかり捕まえていてほしいと感じています。
誰かに頼りたい気持ちから、早くに結婚する傾向があります。

 

ただ、恋愛も結婚も長続きしなかったり、相手を求めるあまり慎重さに欠けるなど、別のトラブルに発展することがあります。

 

境界性人格障害の人が陥りやすい落とし穴は次の通りです。

 

  • 関係の破綻
  • 恋人や配偶者に、見捨てられ不安を刺激されるようなことをされると、裏切られたと感じ、関係が破綻しがちになります。
    相手は振り回されて疲弊します。

     

  • 子供の虐待
  • 早い結婚で出産し若い母親になるケースがよくあります。
    自分がかまってほしいので、子供の世話などは無理な状態です。
    自分の興味を優先して育児放棄をすることがあります。

     

  • 逸脱行為
  • 不特定の相手と関係を持ってしまうことがあります。
    あとで自己嫌悪に陥り、自傷行為をすることもあります。

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