境界性人格障害の恋人(彼女)
境界性人格障害の人は恋愛対象、すなわち恋人(彼女)として見ると、非常に魅力的です。
境界性人格障害は特に若い女性に多い病気です。
出会いもとても印象的で心惹きつけられるものがあります。
無視することのできない魅力とオーラを放っていることもあれば、保護本能をくすぐる危うさを感じさせることもあります。
繊細で思いやりのある優しい気遣いを見せると思えば、時には常識を超えるほどのストレートな言葉で痛いところをついてきたりします。
よく気のつくサービス精神旺盛な面と、ドキッとさせるような大胆な振る舞いのギャップにまいってしまう人は少なくありません。
魔法をかけられたように、この出会いが特別なものだと思い、運命的なものさえ感じる人もいます。
しかしその幸運な日々は長くは続きません。
境界性人格障害の人は情緒が不安定なため、一番身近にいる恋人を振り回そうとします。
こちらの気持ちを試すかのような行動ばかり取ります。
そうなると平穏で幸せだった日々は終わりを告げ、まるでドラマのような毎日が始まります。
突然くるメールや電話に、不安と緊張を覚えるでしょう。
いくら慰めても、相手の心が安定することはなく、また何度も同じことを繰り返します。
四六時中、境界性人格障害の恋人に縛られることになり、神経をすり減らし、ついにはこちらの精神もまいってしまいます。
そのような状況から抜け出すには、別れるか、境界性人格障害という病気に向き合い恋人の治療をサポートしていくほかありません。