境界性人格障害に関連する病気:非定型うつ病
境界性人格障害に関連する病気として、非定型うつ病があります。
非定型うつ病は一般的なうつ病とは異なり、落ち込んでいても自分の好きな事なら積極的に取り組むことができます。
境界性人格障害とはイライラして激しい怒りが爆発する、他人を責める、好きな事ならできる、といった点が似ています。
しかし、症状は似ていても、境界性人格障害では、根底に見捨てられ不安などの対人関係の問題があります。
また、非定型うつ病には自己破壊的な行動がありません。
非定型うつ病は近年増えている病気で、新型うつ病とも言われています。
憂鬱な気分になり不安がつきまとう気分変調症もこの一種です。
若い女性に多く、人口の5%が一生のうちに一回以上経験する病気だと言われています。
境界性人格障害も若い女性が多いので、判別がつきにくいかもしれませんが、どちらの場合もしっかりと治療することが大切です。
また、合併している場合もあります。
境界性人格障害も非定型うつ病も、周囲に病気ではなくその人の性格やワガママだと誤解されやすいです。
身近な人間を振り回す側面がある一方で、周囲に理解されにくい苦しみを抱えています。
また、自分自身も気づいていない場合があります。