境界性人格障害に関連する病気:発達障害
境界性人格障害の対人関係のトラブルはアスペルガー症候群と、衝動性はADHD(注意欠陥多動性障害)と共通している部分があります。
そのため、発達障害の自傷をはじめたとした多様な衝動行為が、境界性人格障害と見間違われることがあります。
しかし、境界性人格障害と発達障害が併存する人もいますが、あまり多くはありません。
分けて考えるのが通常です。
発達障害では、見捨てられ不安や他者を操縦しようという気持ちがないことが大きな違いです。
その他、発達障害には、学習障害や自閉症もあります。
発達障害もその性質から多くのストレスにさらされるという点では同じです。
周囲に理解されず亀裂が生まれることから人付き合いが苦手になる人は少なくありません。
ひどい場合は引きこもる人もいます。
人間不信や対人恐怖症になると境界性人格障害と症状が似通うことがあります。
ですが、発達障害では境界性人格障害のように見捨てられ不安から誰か特定の人にしがみつこうとすることはあまり見られません。
発達障害は親が適切な対応を取ることでそのストレスを軽減することができます。
就職や進学に関しても本人の特性に合ったものを選べば、スムーズに社会生活を送ることができます。